技術系Podcast 10個メモ

技術系の用語を声に出す機会がなさすぎて、頭の中で勝手な独自発音が出来上がってしまうことがよくある。NginxとかKubernetesとか脳内でめちゃくちゃな読み方をしてしまっていた。

テクノロジー関係のpodcastを聴いたら自然と正しい発音が耳に入ってくるんじゃないかと思って、試してみた。いっぱいあってどれがいいのかわからないので、とりあえず有名そうなやつ10個の直近10エピソードくらいを聴いてみた。以下はそれぞれの特徴のメモ。

一般

Software Engineering Daily

出演者ホストのJeffとゲスト
時間1時間前後
頻度平日ほぼ毎日
開始2015年
広告あるけど気にならない

幅広いサービスや技術について、技術的な仕組みからマーケティングとかのことまでバランス良くインタビューしてくれる。和気藹々としててたまに雑談もあるし、内容も充実してる。

Jeffの猫っぽい話し方が好きだし、何より配信頻度がすごい。

Software Engineering Radio (SE Radio)

出演者日替わりホスト1人とゲスト
時間1時間前後
頻度週1
開始2006年
広告あるけど気にならない

イントロでいきなりfor professional developersって言うからちょっと慄くけど、そこまでやばいやつではない。取り上げられる話題は広い。

ホストによってテンション差が結構あって、抑揚のない回にはちょっと悲しくなる。すごい真面目で、内容がみっちり詰まっていて勉強になる。

体感だけど、他のポッドキャストよりいろんな方言を聞ける気がする。

The Changelog

出演者Adam (鋭い声), Jerod (柔らかめの声), ゲスト
時間1時間ちょっと
頻度だいたい週1
開始2009年
広告あるけど気にならない

オープンソースのプロジェクトについてのインタビュー。技術の話もあるけど、ゲストの思想とかプロジェクト周辺のコミュニティにも焦点が当たっている感じ。全体的にフレンドリーな雰囲気。

Adamの声が耳にざんざん突き刺さるので、スピーカー部分を布団にくるんで聴いている。

BGMがちょっと不思議な感じで癖になる。

Coding Blocks

出演者Michael (高めの声), Joe (滑らかな声), Allen (柔らかい声)
時間2時間前後
頻度隔週
開始2013年
広告あるけど気にならない

開発の比較的一般的な話題について、ああだこうだ言い合いながら視聴者を入門させてくれる。アーキテクチャアルゴリズムの話が多くて、既に知ってる人にとっては物足りないかもしれんけど、私にはめっちゃありがたい。2時間もあるので、トピックの概要だけではなくて実際の用途とか例とかも豊富。

3人とも互いに遠慮なく反論・追及するし、口論みたいになってるときもあって楽しい。

Show notesが参考書並みに綺麗にまとめられている。

Programming Throwdown

出演者Patrick (強い声), Jason (柔らかい声), たまにゲスト
時間1時間前後
頻度だいたい月1
開始2011年
広告なし; 寄付を募って運営してる

雑談→ニュース→Book/Tool of the Show→今回のテーマ、という流れが多い。本題に入るまでが長め。もともとは1エピソード1言語だったけど、最近はもうちょっとテーマが広くなっている。

JasonがふわっとしててPatrickがしゃきっとしてるので、バランスがいいし、仲良さそうで癒される。

Web

Full Stack Radio

出演者ホストのAdamとゲスト
時間1時間前後
頻度隔週
開始2014年
広告あるけど気にならない

Web開発の話が主で、特にフロントエンドの話題が多めな気がする。Vue推しっぽい。実際の開発での具体的な話をしてくれるので、こういう問題とかジレンマとかあるんやなって勉強になる。

Adamの司会が良くて、会話をテンポ良く進めることよりも視聴者にしっかり理解させることを優先して質問・補足してくれるのがありがたい。

JavaScript Jabber (JSJ)

出演者パネル3〜4人とゲスト
主なパネルは、Chuck (進行役), Aimee (女性), AJ (低い声), Joe (Chuckと区別つかん)あたり。
時間1時間前後
頻度週1
開始2012年
広告あるけど気にならない

JavaScript関連のポッドキャスト。親しみのあるテーマもあって嬉しい。パネルがいっぱいいて明るい雰囲気。

最後の方には、出演者がpicks(おすすめコンテンツとか)を紹介するコーナーがある。

ほとんどのエピソードで、show notesがすごい詳細。

Syntax.fm

出演者Wes (高めの声), Scott (落ち着いた声)
時間1時間前後, Hasty Treatは20分前後
頻度週1, 最近はHasty Treatも並行して週1
開始2017年
広告あり; 話の流れに頑張って組み込んであって好き

身近ですぐ役立つ感じのフロントエンドの話。全然知らない用語や概念が登場することはあまりないけど、知ってると思ってたものについてでも、歴史的経緯や細かい機能など初耳のことを聞けたりする。たまに働き方全般についてのエピソードもあるけど、フリーランスの話題が多い。

2人とも動画で講師やってるからか、めっちゃ滑舌良くて聴きやすいし、爽やか。

月1のPotluck回では、視聴者からの質問に答えてくれる。

クラウド

The Cloudcast

出演者Aaron, Brian, ゲスト
時間30分前後
頻度週1
開始2011年
広告あるけど気にならない

クラウド技術に関するインタビューがメイン。冒頭では今週のニュースを手短に紹介してくれるけど、○億ドルの買収とか投資とか規模がでかすぎてよくわからんので聞き流してる。

30分と短めで、そこまで具体的で込み入った話はしないので、ついていきやすくて助かる。

この人たちの会話を数時間聴いたけど、未だにAaronとBrianの声を聞き分けられない。

その他

Accidental Tech Podcast (ATP)

出演者Marco (普通の声), Casey (高くてハスキーな声), John (まろやかで高さが上下する声), 稀にゲスト
時間2時間前後
頻度週1
開始2013年
広告あるけど気にならない

Apple関連の新製品とか不具合の話。話題に挙がるものをことごとくdisる(スポンサーの商品を除く)。〇〇の名前がダサい、〇〇が使い物にならない、〇〇のカスタマー対応がクソ、〇〇の性格が悪い…とあらゆる方面を名指しで貶すので、初めは怖かったけど、慣れると楽しい。

たまに画像を表示しながらそれについて話すので、寝てる時とか手が離せない時に聴くと、見れなくてもどかしい気持ちになる。


冒頭に書いた用途と聴きやすさを考えると、SE Daily, Coding Blocks, Full Stack Radio, The Cloudcastあたりがいい感じだった。

よく考えたらポッドキャスト聴ける時間ってめっちゃあって、

  • 通学時間(バスで脳貧血起きがちだったけど、ポッドキャスト聞き始めたらなぜか起こらなくなった)
  • 洗濯とか食事とかしてて頭が暇なとき
  • ベッドでだらだらしてて目も手も使うのめんどくさいとき

とか足し合わせると結構な時間になる。むしろ今まで「耳を使う」って発想に至らなかったのが謎。